ステロイド点鼻薬の比較④：使用方法（ジェネリック薬）

今回の記事の目的は
★ステロイド点鼻薬のジェネリック薬の使用方法の違いを知る。
になります。

一覧について
★2024年5月時点で販売中止や経過措置が決まっている薬は一覧に載せてません。
★他薬と使用方法が異なる部分を赤字で強調してます。

☆噴霧前の振とうはいずれも強く振りすぎないという注意点があります。
☆DSP製品は「気泡が混入し主薬の噴霧量が低下するため絶対に振らない」とあります。
☆トーワ製品はエリザス点鼻粉末と同様の使用方法であり他薬とは大きく異なります。

☆DSP製品は均一な懸濁液のため振とうは不要であり、また容器の角度が噴霧性能に影響しないとあります。
☆CEO製品の空打ちは「3～5回押して薬液が噴出したら、さらに３回薬液を噴出させる」となっています。また噴霧前の振とうは「激しく振りすぎないように」という注意がある点が他薬と異なるため赤字としてます。

☆MYL製品は高粘性ゲル基剤を用いたことで均一な懸濁状態が維持されており噴霧前の振とうは不要とあります。
☆トーワ製品は噴霧前の振とうは「ゆっくり振る」とあるため赤字にしてます。

☆武田テバ製品はAGなのでアラミストと同じく空打ちは新品以外に「5 日以上噴霧器の蓋が外れていた場合又は 30 日以上噴霧器を使用しなかった場合には空噴霧が必要となる場合がある」とあります。
☆武田テバ製品以外の４つについては共同開発のため使用方法は同じです。